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小日向優
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主人公の小津先生は、世界の金融を操るエリート銀行マンのトップから、落ちこぼれ烙印を押された生徒の集まるダメ私立高校の教師へ転落した身。今までとは全く違った環境の中で、こしかけの職場としか考えてなかった先生だったが、失格と言われた生徒達から、人として大切な事に気付き教えられ、小津先生は生徒とともに成長していく・・・そんな感じの作品です。
エリートという立場から先生という立場に変わる事によって、今まで見えなかった物、気にもしなかった事が見えてきて、小津先生の心が動き始める過程がよく表されていると思います。合間に小津先生とカトケンのコミカルなやりとりもあったりして面白いです。いかにもドラマの中のお話というお決まりのストーリー展開ですが、田村正和が演じる小津先生は、独特の雰囲気があって演技に味があります。ご覧になられていない方は、一度ご覧になっても損はないオススメの作品です。
数々の小津先生の行動により、念願のバスケ試合が始まります。しかしひょんな事から没収試合に・・・。大人の汚い部分が見え隠れする中、最後は生徒達の純粋な気持ちが先生達大人の気持ちを動かす事になります。小津先生はまた、子供達に助けられた?ちゃんと最後の最後まで見てくださいね! (^^)
バスケ部に少しづつ打ち解けてきた?小津先生。しかし自分の娘には相変わらず思いやりが不十分で打ち解けられず。生徒にはバシッと決められるのに身内には気が回らない、どこの家庭にもありそうな風景です。この辺からバスケ部の回りで次々と事件が・・・、小津先生はその中で次々と問題を解決していきます。最初の頃から比べると、先生としてその姿は徐々に頼もしく見えてきます。
切ないのに、爽やかな余韻の残る映画でした。上野さん演ずるあおい亡き後、あおいの自分への気持ちに気づいて涙する市原さん(智也役)の演技は最高だったと思います。このシーンを見ていると、片思いをしてたあおいの言葉やしぐさ、行動すべてが一本の線になって脳裏に押し寄せてきました。智也を常に新しい世界へ導いていたあおいは、智也にとって希望の「虹」そのものだったのではないでしょうか。また、あおいとは対照的な千鶴(智也の恋人)、全て見通しているかのような盲目のかな(あおいの妹)の登場により話に深みがでて、映画としての構成がとても秀逸であると感じました。2006年の映画ですが、映画界でもっと高い評価を得ても良かったのではないでしょうか。
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