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椿杏子
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三船三十郎に遠く及ばない。役者達の存在感が希薄すぎ。
映画だよ映画。薄っぺらいTVドラマとは違うんだ!
日本映画の金字塔「椿三十郎」や「隠し砦の三悪人」のリメイクなんてもってのほか!オリジナルに適わないと知っててリメイクしたのか?
もう日本にはこういうダイナミックな時代劇を満足に作れる役者がいないんだな・・・と痛切に感じた、とっても痛い作品。
オリジナルに感動した諸兄は見る必要なし!
それから、黒澤映画の大傑作「用心棒」だけはリメイクしないでほしい!!
三船敏郎がこの世を去った時、スティーヴン・スピルバーグは「これで威厳のある俳優が消えた」と言っていたが、本作を観た時に真っ先に思い出したのはこの言葉だった。脚本以外は総取り換えで製作された本作は、東宝製作なのにメインの撮影スタジオまで東映京都である。「トラトラトラ」撮影の際、黒澤明が「壊れて」しまったいわくつきのライバル会社だ。織田三十郎と豊川半兵衛はいずれも貫禄充分だし、ホンがそのままなのである意味ストーリーも分かりやすい。でも何か物足りないのは決してノスタルジーではなく、やはりそこに三船がいないからだろう。日本映画界であれだけ威厳のある俳優はいなかった。三船が登場するや否や、スクリーンがピーンと張り詰める。映画110年の中で本当の意味で世界のスーパースターと言えるのは早川雪洲と三船敏郎、日本からはこのふたりだけだと思うが、やはり「格」が違うのである。ゆえに、三船の個性があれだけ出た作品のリメイクというのはハナから無理がある。誰がやっても三船を超えることは難しいだろう。チャップリンのリメイクを誰もしないのと同じ。だから彼らはスーパースターなのだ。単独作で観れば面白い作品で、星は4つあってもいいが、やはり黒澤作品ということを考えると1つマイナス。
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